Johnny'sと就活と私。

凄く久しぶりに思い出したように開いた。

書き方も忘れた。ただただ綴る。

これだけは書き残しておこうと思って。

誰かの為になればいいなとかではなく、自分の人生の分岐点を忘れないように記しておきたいと思ったから。

 

まず最初に私はこの春から新社会人となる地方住み現大学4年である。文系で外国語学科。県外就職希望。担当は関西Jr。

その私がオタクをしながら何故就活出来たのか、を記しておきたいと思う。

まわりの子は3年の時からインターンへ行ったり、就活について調べたり準備を着々としている中……

私は就活解禁と言われた3月1日の前日まで友人とオタクをしていた。インターンにも行かず、大学内である就活のための講義(?)等にもほぼ出ていない。"このままで大丈夫なのか"と少し不安はあったものの元々の性格が"なんとかなるさ"タイプだったため、特に就活に思うことはなかった。

ただ決めていたのは土日祝日休みは捨ててもいいから、給料がそこそこで現場にすぐ行ける距離に住める会社に入ること。

Jr担である私には土日祝休みなんて、どうでもよかった。移動時間がすくなければ、お金さえあれば、自担に会いに行くことなんて簡単だと考えていた。

以下、これを踏まえての私の就活事情である。

 

3月には合同説明会がいくつもあり、県内のものにもいくつか行ったが、目当ての会社が特になく滞在時間20分で帰宅。県外の合同説明会に1度だけ行った、その1度に本気を出した。

行く気もない会社の説明を聞いても無駄な力を使うだけ、時間が無駄になるだけ。ともかく、自分が疲れると何もやる気が怒らないので効率の良さ重視で就活をしていた。

説明会はだいたい3月中にあるが、面接も早いところだと3月スタート。説明会日程や面接日程等の今後のおおまかな予定の話をしてくれる会社。ここで私は頭の中にスケジュール帳を思い浮かべていた。

待てよ?4月の最初あたりは春松竹被ってるね???

いつも頭の中はジャニーズのことでいっぱいで、ジャニーズ最優先で大学生活過ごしたのでオタクするのに就活なんて関係なかった。

ここで役に立つのがオタクで培った能力。

今まで舞台やコンサートをハシゴするにあたり時間の計算をして来たが、こんなとこで役に立つとは思ってもみなかった。

私が受ける大抵の会社が面接の時間や説明会の時間を選んで自分で予約するタイプだったので、自分の好きな時間に面接を入れることができ楽だった。かと言って予約が埋まってしまうと元も子もないので予約開始日にはすぐに予約をしていた。ここでポイントになるのが"それまでに他社の会社の説明会等の時間の把握"、また"面接会場から現場までの交通手段と移動にかかる時間の把握"。全てを頭に入れておくことで、説明会と現場のハシゴも余裕で出来た。説明会の日程を選ぶ時に松竹座初日と被っている場合は初日を優先させ、千秋楽の日は午前中に面接、午後から説明会、それから松竹座へスーツで向かった。スーツで現場に入るなんて、、、と抵抗ある人もいると思うが入ってみると意外といける。(最初は恥ずかしかったが、まわりにも1人でスーツの人がいたりして、あ〜同じ考えの人いるんだなって安心した)

さらに私は午後の説明会と松竹座までの時間に少し空きが出来たので、翌日に入れていた面接に持参するエントリーシートの清書を松竹座横のス〇バで書いていた。普通の人は大学内のキャリアセンター等で添削をしてもらうのだろうが、キャリアセンターに行ってしまうと、どうしても他の人と同じような物になり個性が無くなってしまう。そこで、私はありのままの自分で受けるために一切キャリアセンターには頼っていない。どうしても困った時は頼ると良いと思うが頼りすぎて中々決まっていなかった人を見ているので、あまり頼らないこともお勧めする。話す内容や書く内容に困った時はオタク人生を振り返ることが意外と役に立つ。長所にフットワークの軽さとか、趣味は旅行、志望理由にはアイドルのように人を笑顔にさせたいとか、会社によるがジャニオタである事を言ってしまうのも手である。ともかくオタク人生は役に立つ。

地方住みで県外就職希望は交通費が1番の出費。お金も必要となってくるため、フリーターのように働いていた。これが出来たのは今までの大学生活で単位を落とさないように上手く生きてきたおかげだと思う。休めるギリギリの日数は現場の為に使い、それ以外はギリギリでも単位を落とさないように。また、面接等の就活と現場をハシゴすることで交通費に無駄を出さないというのも就活とオタクを両立させるためには重要だった。

 

例年通り夏にも松竹座があることは分かっていたため、夏までには終わらせておきたい。でも、今もオタクしたい。そう考えながら動いた結果、私の就活は6月で終わった。絞って受けた2社の両立から内定を頂き、オタクにも支障がなく給料が良く自分のやりたいことができる方を選び、この1年悔いのないようにオタクを充分に楽しんだ。

 

ここまで就活についてだらだら綴ったが私の就活のポイントは4つ。

 

  1. 譲れない部分を決める
  2. オタ活に支障のないところは妥協する
  3. 時間、労力、費用の無駄をなくす
  4. 現場最優先

 

以上の4点を頭において就活をした結果、自分のやりたいことと自分の経験が役に立ちそう且つオタ活も適度に出来そうなところに内定を頂き、就職することに決めた。

 

私は関西担で松竹座が4月の頭の1週間しかなかった為に他のJr担よりは楽だったが、もし1ヶ月間丸々被っていたとしても説明会や面接の時間を調節して現場を諦めることは無かっただろう。どんなに疲れていても自担に会うことで元気になれるし頑張れる。何より"入らず後悔より入って後悔"がモットーのカスオタだから。

 

カスオタはこれから先も仕事と両立してジャニーズを追っかける。